
<2020年度:老朽化PC救済処置の決定版>キューハチをWin10上でサクサク動作させます!
「キューハチ」と呼ばれ親しまれた、NECの名パソコン「PC-98」シリーズをご存知でしょうか? バブル経済期に設備投資された工場では、設計時点でPC-98をシステムに組み込むことが多かったのですが、なんと現在でも、多数の NEC FC/PC 9801 が継続稼働しているのです。
多くは検査装置や製造装置に使われており、半導体関連、製鉄関連では数1000台規模。一般製造業でも数100台規模と考えられます。単体ではCADやNC データ作成、ティーチングデータ作成、プロッターなどに使用されています。
この記事では、多くのユーザーが事業継続の危機におびえながら稼働を続けている現状、そしてその問題に対し、安価で比較的簡単に、救済できる製品をご紹介したいと思います
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なぜ未だにPC-98を使い続ける必要があるのか?
一般にハードディスクの寿命は、5~10年といわれていますが、24時間稼働する環境では、更に短くなることは容易に予想できます。そして、PC-98は1982年発売ですので、今でも当時のまま稼働させておくことは、リスクでしかありません。
それでもなかなか対策が打てないのはなぜでしょうか?
理由をいくつか挙げてみたいと思います。
理由1.少量生産ながら需要があるので装置の稼働を止められない
理由2. ストックしておいた中古の予備機がうまく動作しない
理由3. 中古PC 調達、修理も困難な状況になってきている
理由4. 専任担当者が退職してしまい、仕様書や資料は不明、
現在の設備のハード・ソフト構成も不明
理由5. 高額な費用がかかるためシステムの総入れ替えが困難
(2000万円~3000万円)
置き換え作業後の稼働リスクを、最⼩限に抑える解決方法とは?!
今より高価だった当時のパソコンは本体ケースや基板が頑丈で、配線や部品の組み付けも丁寧だったため耐久性に優れ、消耗部品の交換等のメンテナンスを続ければ、長持ちすることは十分考えられます。
しかし、内蔵型ハードディスクドライブや拡張ボードなど、PC-98専用の機器や補修部品の流通量はどんどん減っていて、在庫の確保が難しくなっているのも現状。
そのような状況下で、どうしても稼働を止められない
PC/FC-98シリーズのハードウェア環境に対し、
最適解を与えてくれるソフトウェア「Neo」をご紹介したいと思います。。
エミュレーターソフト「NEO」とは?!
エミュレーターソフトである「Neo」は、FC/PC9800 シリーズのハードウェアとソフトウェアを Windows10 上で動作(エミュレート)させる究極のソフトウェアです!
稼働中の生産 PC の プログラムは一切変更することなく、Windows10 上でそのまま動作させます。また生産接続されている 機器も、Windows10 上で動作する PCI カードにそのまま接続 することができます。
「Neo」の最大の利点は、置き換え後の稼働リスクを最小限に抑えられること。低コスト、短時間での導入が可能になります。
「Neo」でこんな課題を解決できます
・事業継続困難なリスクを回避したい!
・事業継続に対する体制を盤石なものにしておきたい!
・ドキュメントを含めた設備機の管理を強化したい!
「Neo」の導入ステップは?
3つの導入ステップと目安の期間についてみていきましょう。
1.現状把握...1週間
・システム調査表の記入
・ハードウェア構成の確認
・ソフトウェアの確認
・仕様書、資料の有無確認
・導入計画の打ち合わせ
・イメージファイル作成
2.導入準備...2~4 週間
・イメージファイル作成
・置き換え部品の手配
・置き換え機材の作成
・PC 事前設定作業
3.置換作業...2~3日
・現地置き換え作業
・動作検証
・立ち合い検査
「Neo」をフックにこんな未来が描けます
・しっかりイメージしながら、スモールスタートで新旧設備の入替え。
・工場の見える化、見せる化の実現に一歩前進。
・「AI 」「 IoT 」を自社でも着手していることをアピールする。
・将来的に、IoT からのビッグデータを分析フィードバックで 、
TCO(ITシステムの導入、維持・管理などにかかる総費用) 削減。
「Switch」で、同様にサポートの切れた
Windows98/2000/XP 等 のリプレースも可能です。
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